地震・災害

3月11日、大阪市主催の災害セミナーに行きました。

大阪市立大学の教授と消防署長が講師として招かれていました。

テーマは、大きく分けて4つ

  1. 南海地震についての、過去の履歴と大阪の地質的な説明
  2. 南海地震の将来的な予測と被害予想
  3. 災害に対しての備え(地域社会の活動)
  4. 消防署の災害に対する取り組みと災害シュミレーション

地震については、再三マスコミで報道されている内容を、専門的に解説してくれていて、より深い理解に繋がりました。

災害とひと言でいうものの、大阪市の場合、場所と環境により考慮すべき項目は違ってきます。

  1. 沿岸・川沿い地域は、津波・浸水被害が大きな問題となります
  2. 住宅密集地は、火災による災害が重大な問題となります
  3. 直接的な被害以外に、災害後の生活の問題

 この中で、案外知られていないのに甚大な被害に繋がるのが、同時多発的に起きる火災です。何箇所もで火災が発生すると、とてもではありませんが、今ある消防車の数だけでは足りません。住宅密集地の場合、瞬く間に延焼が広がってしまいます。実際、阪神大震災のことを思い出しても、火災が被害者を増大させました。(残念なことに、当時は大阪市などの応援部隊と神戸市の消防設備の規格が違っていたため、十分に活動出来なかったそうです)

大阪市の消防局は、東日本大震災の発生時、神戸の経験を活かし、いち早く遠路出動しました。しかし、丸1日掛けて到着して休まず活動しても、生存可能性の高い72時間の内には、十分な成果は出せなかったそうです。

30年以内に発生すると言われている、南海地震では津波などの水害が問題として大きいですが、大阪では震度5程度などのため、火災などが起きなければ、住民の意識次第で甚大な被害は避けられるかも知れません。

もう一つ忘れていけないのが、上町断層による地震です。こちらは、震度6以上が予想され、建物崩壊や火災などによる被害は相当なものになる可能性が高いようです。阪神大震災と同じく、近い将来突然発生するかもしれません。

古文書から地震を研究されている都司嘉宣先生の紹介サイトは大阪の地形的な成り立ちを説明してくれていて参考になります。こんな地図も載ってます。

大阪の古地図と地震

災害にはいつでも備えておくことが、住民に出来る対策であることを忘れずいたいものです。

耐震リフォームも災害の被害を減少させるのに役に立つでしょう。