大工さんの聖地/番匠堂

今年は伊勢神宮の式年遷宮の年で、20年以内に行われる新しい宮に神様を移す行事です。

一般的には20年に1度と言われていますが、20年以内という規定のようです。

様々な宗教的理由はわかりませんので省くとしまして、20年毎に技術の伝承を行うという意味もあるようです。

建築、染物などなどの伝統技術が、そのおかげで後世に伝わりました。

かの出雲大社でも60年ぶりの平成の大遷宮が行われています。

日本の建築の夜明けの時代に、法隆寺や四天王寺は聖徳太子によって建立されました。

法隆寺は約1400年前の607年に建立され、世界最古の木造建築として世界遺産にも登録されています。

四天王寺は、593年に建立された後、信長の焼き討ち、大阪冬の陣、台風に空襲と、過去に何度も焼失や倒壊してきたそうです。

その四天王寺の中心伽藍の回廊の外側、ちょうど金堂の東側辺りに、番匠堂という小さな御堂があります。

そこには建築の祖として、曲尺を持った聖徳太子像が祀られており、大工さんがお参りに来るそうです。

かくゆう私も先達に感謝する意味で、年に1,2度はお参りしています。

とりわけ由緒や御利益があるというわけでもなく、平成14年に金剛組によって寄進されたそうです。

ご存知の方も多いと思いますが、金剛組は世界最古の会社組織です。

四天王寺と共に、歴史を刻み、信長や家康や地球規模の大風や米国などがメチャメチャにした後の再建を手掛けて来ました。

しかし、明治の廃仏毀釈で仕事が激減し、近年のバブル崩壊後、他社資本にはなりましたが、まぎれもなく大工の魂を伝えている会社です。尊敬するばかりです。

7月の大阪は祭りの月です。

四天王寺さんでも、七夕や落語会、第1日曜日には、「わっか市」という有機野菜や無添加食品の朝市も開催されています。

折角なので、近々行ってみようと思っています。