リフォームの現調で注意すること(1)

戸建て住宅やマンションにかかわらず、解体してからでないと判らないことはありますが、可能な限り予測しておくことが肝心です。

そのためには、現調をしっかりすることが重要ですが、戸建てやマンション購入の場合でも確認しておけば、以降の改装計画がスマートに運びます。

ここでは、出来るだけ計画性を持って進めたい方のために、現調のポイントを書きたいと思います。

しかし、勉強する時間のない方や中古住宅の購入をご検討されている方のために、同行アドバイスなども行っています。

詳しくは、こちらの「中古住宅購入前のリフォーム計画」をご覧下さい

さて今回は準備と外部についてとし、次回に内部のお話をします。

まず、現調の前に用意したいもの

  1. 建築概要(築年数、用途地域、基礎構造、躯体構造など)、改装履歴
  2. 図面-建築時のもの、または改装時のもので、建築用途のものが良いです。マンションであれば管理事務所でコピーさせてもらえると思います。
  3. 書き込み用のコピー図面、カメラ、なるべく広角、ストロボ機能必要
  4. 懐中電灯
  5. スケール、巻尺
  6. 筆記道具、2~3色はあった方が良いです
  7. 場合に応じて、スリッパ、軍手、脚立、水平器

では、外部の現調時に注意することは?

  1. 隣家との位置関係
  2. 搬入搬出経路、仮置き場、作業場
  3. 屋根の材質と状態、瓦であれば、その先端部と樋のかぶりが均一で適正であるか。樋にかぶりすぎていたり、出幅が均一でない場合、瓦がずれていると思われます。また、樋が下がったりしていないか。カラーベスト屋根は製品出荷時に塗装されていますが、必要最低限と考えた方がよく、年月が経ち塗膜が劣化してくると白化して反り返ってきます。屋根勾配が緩い場合は、カラーベストは使えません。
  4. 屋上の形状と勾配、手すり・笠木の材質と構造、防水材の種類、膨れやひび割れの有無、排水口周囲のシール、塔屋の構造とひび割れの有無、設備類の設置状況。防水で注意すべきは、防水より更に上手(かみて)の手すりや笠木や塔屋が健全であることです。
  5. 外壁の材質と状態、ひび割れがないか、特に窓などの開口部周辺と角の出っ張り部は要注意です。壁の汚れ具合、外壁塗装の場合、触ってみて手に粉状のものがつく場合は寿命です。サイディングは割れがないか、シール材は弾力を維持しているか。窓廻りのシールは健全か?壁に取り付けてある付帯物は、ぐらついてないか、錆びていないか、シールは出来ているか。
  6. 基礎のコンクリートは健全か?犬走の地盤高は?犬走りから水が建物内の床下に浸入する可能性は?
  7. 足場の設置に際しての障害物はないか?
  8. 防犯上で注意することはないか?
  9. TVの難視聴地域の可能性は?近年、高層マンションが増えています。共同アンテナ等についても確認した方が賢明です。

一般的に外部では、以上のような項目について確認作業を行うわけですが、雨漏りやひび割れ補修については、別途、内部の雨漏り箇所からの確認、外部の要注意箇所の打診や赤外線サーモグラフィーによる調査などを必要とします