介護・障害・高齢者リフォームで重要な事

介護が必要だったり、障害がある方や高齢者ためのリフォームで必要な事・重要な事をもう一度考えたいと思います。
他にも、予防についても商品と併せて考えてゆきます。

身体的に不自由な方でも、精神的には自立しています。
身体的な理由で差別されたくないというのが本心だと思います。

自分の生んだ子供にさえも面倒を掛けたくない、あくまでも自立していたい、そんな思いと共に、自分の人生を自分で決めたい、あくまで主人公でいたいという気持ち等を真剣に受け止めないと話は前に進みません。

ようするに、危険を極力取り除いて、フォロー出来るようにしておく、押し付けがましくなく。
言い方は難しいのですが、危険いっぱいの子供に自由を与えて見守ってゆく時の気持ち。
但し、子供とは精神年齢も違うので、極力尊重して、手伝いの気持ちを忘れず、しっかり意思疎通をとった上で、危険を理解してもらい、予防を前提にプロとしてのアドバイスを行う。
ダメから始めない。
こうすれば良くなるとか、もっと頑張れるとか、家族や介助者の負担や年齢も考慮して、アドバイスする。
もちろん、ケアマネージャーさんにも同席でご意見を伺う必要が有ります。

改装計画では、コンパクトがキーワードになると思います。
広さの問題ではなくて、無駄な動きをしなくて済むようにすることです。
もちろん介助者が必要な場合は、ある程度のスペースが必要です。
しかしこの場合でも、介助者がいない状況を考慮しておくべきです。

リフォームに携わる者としては、使用する商品・材料などからも提案するべきでしょう。
介護保険住宅改修では、「滑りの防止、移動の円滑化などのための床または通路面の材料の変更」という項目があります。
一般的には、畳からフローリングに変更というふうに考えられているようですが、かえって危険が増える場合も多いです。
フローリングには移動の円滑化というメリットが有ります。
しかし、一般的な戸建て住宅のフローリングは硬いものです。
転倒時の衝撃吸収性能は畳の方が上なのです。
ある程度、自活されている方には、移動の円滑化は重要ですが、誰もいない時に転倒などをしたら大変です。

最近は、転倒時の衝撃吸収を考えたフローリングもあります。
永大産業㈱の「セーフケアダイレクト」という商品です。衝撃吸収性能は畳と同程度で、車椅子やキャスターにも強いようです。
介護以外に、幼稚園などでも使用されています。
メーカーの紹介ページはこちらです。
「セーフケアダイレクト」

上では、衝撃吸収ということで、予防を考えました。
もう一つ「滑りの防止」という観点から予防を提案します。
家の中で一番危険な階段では、一般的には手摺を付けて転落予防をしますが、更に安全にする方法が有ります。
滑り予防として、階段用のカーペットを貼ることです。
足が不自由ですとスリッパは履きにくいですし、寒さ防止に靴下を履くと板の上では滑りやすいです。
その点、カーペットですと、滑りませんし、冷たくもなく、転倒しても衝撃吸収してくれます。
つまずいて向こうずねを打っても無いよりは全然ましですし、頭をぶつけても帽子を被っているのと同じ効果があります。
また、犬などのペット用としても大変有用です。
階段用カーペットとして、ホームセンターやインターネットで売っています。
但し、先っぽの角のところまで巻き込んだ商品(折り曲げ付き)の方がより安全度は高いと思いますが、あまり薄いと衝撃吸収性能がないので注意が必要です。
一度、ホームセンターで実物を見るほうが良いかも知れません。