壁内の水漏れ

ある店舗で、一部の壁の裾部分から水が出てくるとのことで調査しました。

それは水道管も排水管も無い壁でクロスに水染みは出ていません。

まずは2階からの水漏れを考えました。

幸いすぐ近くに天井点検口があったので、2階の給排水管と1階店舗の天井付けエアコンの漏水を調べました。

結果は問題なしでした。

赤外線サーモグラフィーで撮影したところ、天井には特別な温度変化はなく、天井から30cm程下がった位置から下の壁に水による影響と思われる温度低下が見られました。

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そんなところには何もありません。

外壁からの雨水も考えられたのですが、隣接の建物との隙間が狭いため屋根上から確認したところ、屋根は健全で、隣家との隙間は板金で塞がれており、問題なしでした。

もう一度、点検口から壁部分を重点的に確認したところ、怪しげなものを発見しました。

壁内にエアコンのドレーンホースが繋がれずに放置されていて、実際に水滴が落ちています。

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水が出てくるようになった時期をお店の人に聞くと今年は3ヶ月前からとのこと。

エアコンを使うようになる時期と一致します。

改善策についてですが、隣家と壁がくっついており、どうも隣家のエアコンのようなので、お隣さんに対応してもらうしかありません。

上の作業でも判るように、水漏れの原因に辿り着くためには、様々な要因を検証しなくてはなりませんが、今回の様に赤外線サーモグラフィーはその結果の被害範囲から予測することが出来るので大変有用です。